特許審査事情

中国知財

国家知識産権局(SIPO)は北京に位置しますが、中国に特許出願された案件はすべてSIPOの審査官が審査しているのでしょうか?
答えはNoです。中国では爆発的に増大している特許出願に対応するため、SIPOの下部組織として専利審査協作中心(センター)を各地に設置して審査官を公募し、審査実務を行わせています。具体的には、中国における特許出願の審査はSIPO(北京)の審査官だけでなく、北京、広州(広東省)の専利審査協作センターで実質的な審査業務が行われています。また、蘇州(江蘇省)、鄭州(河南省)、武漢(湖北省)、天津にも同様のセンターが設立されつつあります。
現在、SIPOの審査官が約2,000名であるのに対し、北京及び広州の専利審査協作センターの審査官はすでに約4,000名であり、今後各専利審査協作センターの審査官は約2,000〜3,000名まで拡充される予定です。つまり、各地にSIPOと同等規模の審査機構が現れ、特許審査の北京一極集中化が徐々になくなりつつあります。

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