広東省にとっての香港

中国雑記

中国広東省で最も経済的に発展している地域が珠江デルタ地区と呼ばれる香港、深圳、東莞、広州、中山、珠海、といった珠江河口の三角地帯です。この地区の交通手段としては自動車・バスに加えてフェリーが一般的であり、最近は高速鉄道も充実してきました。
しかしこの経済的な発展は、香港の港湾施設の存在なくしてはなかったかもしれません。確かに珠江河口には無数のフェリーや小型運搬船が行き来しています。しかし、珠江河口は水深が浅過ぎて大型船が航行できません。そのため珠江デルタの各都市の工場で生産された製品は多くの場合トラックや小型運搬船で香港まで運ばれ、そこから海外に輸出されます。
つまり、広東省は香港は昔から常に意識をし続けてきた特別な都市なのです。
ここで知財訴訟に目を転じると、中国は地方保護主義があるため北京や上海以外での訴訟を避けた方がよいということを時折耳にします。しかし、広東省の知財関係者らは、「広東省の行政や司法は常に香港の先にある外国の目を常に気にしている」と認識しており、実際に担当した外国企業の知財訴訟等においても北京と同等又はそれ以上に外国企業を公平に取り扱っていると感じているようです。

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